ポーカーアドベントカレンダー2025 12日目|ARASH!|ポーカーが人の人生を狂わせる理由

【自己紹介】

初めましてのみなさんも、そうでない人もこんにちは!ポーカー大好きっ子34歳、浅野嵐(@arashi_poker)です。

どれくらいポーカーが好きかというと、ポーカーを初めて遊んでから、7年勤めた会社を2ヵ月で辞め、ディーラー(フリーター)になり、休みと給料が半分以下になってもポーカーに関わる時間を増やす判断をするほどの好きっぷりです。(頭が悪いだけの可能性が高いですね。)

現在、仕事は全国にあるMUSASHI POKER ROOMを運営する株式会社MUSASHI Entertainmentの取締役を務めています。

(むさぽHP URL:https://www.pokerroom634.com/official)

また、Cardology様と一緒に本アドベントカレンダーイベントを企画した、シースタこと『ポーカー学習コミュニティSeeker Start』の創設者であり、GTOWizard公認パートナーにも就任しております。

(Seeker Start X URL:https://x.com/seekerstart)

(GTOWizard HP URL:gtowizard.com/p/seeker.start)

そんな私が『ポーカーアドベントカレンダー 2025』の12日目を担当します。

この記事では、自分の人生を通して感じた「ポーカーが人の人生を狂わせる理由」について強い偏見を書いていきます。

「アドベントカレンダー全体の一覧はこちら」

【ポーカーにある2つの側面】

ポーカーに出会ったのは、4年前の12月20日、自身の誕生日に当時の彼女から「嵐にぴったりのゲーム見つけたよ!」とアミューズメントカジノに連れて行ってもらったことがきっかけです。些細なきっかけですが、ポーカーに出会ったその瞬間から自分の人生が大きく変わることになります。もともと、頭を使う対人ゲームが好きだったこともあり、ポーカーにどハマり。仕事に行く途中はハンドレンジ表を確認し、仕事中にはYouTubeで知識を入れ、仕事帰りにはポーカーをしに行くという生活が続きます。1ヵ月で30万円以上をアミューズメントカジノに支払うことに抵抗なく、無我夢中でポーカーを楽しんでいました。さらに調べていくと、海外では高額なキャッシュゲームや優勝賞金が数億にもなるトーナメントが開かれていることを知ります。夢のあるゲームだと感じると共に、仕事中にポーカーのことを考えられないことを不満に感じました。そこで、「仕事をポーカーにすればすべて解決するじゃないか。」と、天才的な発想からフリーターになることを決め、結婚を前提にお付き合いしていた、ポーカーを紹介してくれた彼女と別れることになります。

こんな自分の体験談のようにポーカーは人を狂わせるとよく聞きます。(狂っているのは私だかもしれません)

そこで、本記事では、ポーカーの人を狂わせるほどの魅力について探求していきます。

改めて、「ポーカーはなぜ人を狂わせるのか。」を考えたところ、ポーカーには2つの側面があることに気が付きました。

①ゲームとしての側面

②コミュニケーションツールとしての側面

この記事では特に①ゲームとしての側面について考えてみることにします。まずは、ポーカーの魅力を考えるにあたり、楽しいと思える具体的なスポットを洗い出してみます。

【ゲームとしての側面】

「ゲーム」としてのポーカーで、楽しいと感じるスポットを具体的に想像してみます。

  • 1つのハンドに挑戦し、1つのポットを獲得したとき
  • ring gameに挑戦して、勝ち続けられているとき
  • トーナメントに挑戦して、優勝/インマネしたとき
  • ポーカーの座学に挑戦し、新しい知識を得たとき

私が楽しいと感じるスポット全てに共通する点は、「自分が人よりポーカーが強いかも?強くなれたかも?」と感じられたタイミングだということです。

では、楽しくないと感じる瞬間はどのようなスポットでしょうか?

  • 全てのハンドで参加してくるプレイヤーが居る。
  • ノールックでオールインを連発してくるプレイヤーが居る。
  • 「負けていると思うけどコールします。」などの理由でプレイをされる。
  • お金にモノを言わせてダブルアップを目指してリエントリーしてくる。

その人達にとってのポーカーの楽しみ方について、言及することはしません。ただ、自分が楽しくないと感じる瞬間に共通することは、「対等なルールの中で、チップを増やすという共通のゴールを持ってポーカーをしていない状態」でした。

チップを増やすという目的を持たずにプレイするプレイヤーとポーカーできると、簡単にチップが増えます。結果的にチップが増えるので、勝てるならおもしろいじゃないか!カジノだったらお金が増えるからおもしろいじゃないか!という人も居るかと思いますが、ゲームとしてのポーカーの楽しさはそこではないと考えます。

テレビゲームの最初のステージを繰り返し遊ぶことを楽しいと思ったことはないですよね。クリアできると決まっているステージを繰り返しても、何も楽しくはないはずです。勝てるか分からない相手に挑むからこそ、楽しいと感じると思います。勝てるとわかりきっている人と戦って、お金が増えて喜ぶ人は、そのお金で達成したい何かがあるから、おもしろいと感じるだけだと思います。

具体例として、自分の体験を書きます。私は2024年の12月からむさぽのUSインターンという企画を通して、1ヵ月間ラスベガスでのcash gameを打つ機会がありました。初めの1週間で500BBくらい負けて、心はやや辛く体験としては楽しくなかったです。一方、これまで勉強してきたポーカーで勝つことができると信じ、愚直にプレイすることで、負け分を取り返し、結果的には1ヵ月を通して勝つことができました。勝ちに転じている期間、一定の金額を勝つまではとても楽しくプレイできていました。これは勝てるか分からない環境で、勝ちたいという想いからプレイしていたからであると思います。

ただ、この楽しかった期間の先に気が付いたことがあります。それはキャッシュゲームでは、自分より圧倒的に下手なプレイヤーと一緒に座ることが重要だということです。これはキャッシュゲームというポーカーはお金を増やすことを目的にしているから仕方がないことです。

これの意味するところは、「キャッシュゲームでは、できるだけ長いこと自分より下手なプレイヤーとポーカーを行いましょう。」こととなります。これは、テレビゲームの最初のステージを繰り返し遊ぶのと同じ経験だと思います。自分はお金を増やすだけのキャッシュゲームというポーカーは、ただの作業であり、おもしろいと思えるものではなかったです。

これまでポーカーに出会ってから、苦節3年、「ラスベガスでポーカーして勝つ」という夢がありました。このラスベガスでの体験は、最初は座学の方法が分からないところから、孤独に勉強を始め、師匠に出会い仲間ができる過程を経て、3年も掛けて叶えた夢です。この夢を叶えたという事実は「挑戦した結果から得られる自己成長と自信」を得た瞬間でした。

このラスベガス体験を加味して、改めて「ゲーム」としてのポーカーの魅力を考えてみると、楽しいと思えるスポットには同じように、「挑戦した結果から得られる自己成長と自信」があり、楽しくないと感じるスポットには、「対等なルールの中で、チップを増やすという共通のゴールを持ってポーカーをしていない状態」のせいで、挑戦を感じられないと思いました。

さらに、ポーカーというゲームでは、運という要素が作る揺らぎによって、誰もが「挑戦した結果から得られる自己成長と自信」を錯覚して得ることができます。

例えば、あるプレイヤーが人生で初めて100人規模のトーナメントに出たとしましょう。最初のハンドでAAが配られて、オールインすると、負けてしまい、100位だったとします。そのプレイヤーは悔しくて1週間ポーカーの勉強をしました。同じ規模の大会に出て、50位でした。このプレイヤーは1週間のポーカーの勉強という努力の結果、100位だった実力が50位になったという結果から自己成長と自信を得られた。となるわけです。

ただ、実際には1週間程度のポーカーの勉強が与えるトーナメントの結果に与える影響はほとんどありません。しかし、人々はこういった体験から「挑戦した結果から得られる自己成長と自信」を錯覚して得ることができるのです。

このあと、このプレイヤーは様々な順位を獲得することになりますが、その都度“挑戦 → 結果 → 成長 → 自信”のループを、何度でも味わうことができます。勝っても負けても、挑戦した分だけ成長した(気がする)。その過程で、自分の思考が整理され、判断が洗練され、気付いたら昨日よりも“強い自分”がそこにいる(気がする)・・・・というふうに。

このように誰もがポーカーという「ゲーム」を通して、「挑戦した結果から得られる自己成長と自信」を錯覚して得ることができます。「ゲーム」としてのポーカーは、本来、人生のような長い時間を掛けて得られる「挑戦した結果から得られる自己成長と自信」 を人生よりも圧倒的に速いサイクルで味わえます。

これが「ゲーム」としてのポーカーの魅力であり、人々がポーカーに人生を狂わされる1つの理由だと思います。

この魅力の難しいところは、「挑戦した結果から得られる自己成長と自信」 が事実か錯覚かを自分で決められるという点です。もしかしたら、ポーカーを始めてからラスベガスで勝って帰ってきたことから得た私の経験は、運の揺らぎによる錯覚だったのかもしれません。しかし、自分では事実だと捉えています。

例題で挙げたプレイヤーも日々、努力を重ね、トーナメントに出場して順位が上がっているという事実はあり、錯覚だったのか、事実だったのか、それを決めるのはそのプレイヤー自身です。どこまでが体験による錯覚で、どこまでが事実なのかわからないという点すら人生に似ており、ポーカーを最高におもしろいゲームへと昇華させていると思います。

本記事でお伝えしたいのは、ポーカーに惑わされるな!努力して本当の「挑戦した結果から得られる自己成長と自信 」を得よう!というような話ではありません。ポーカーというゲームが本当に良くできたゲームであり、「挑戦した結果から得られる自己成長と自信」 を得られる体験ができる、数少ない「ゲーム」であるということを皆様に改めて伝えたいと思った限りです。

【最後に】

今日この記事を読んだ人は、ポーカーを経験したことのない1人にポーカーを紹介してください。人生が狂うほどおもしろいポーカーをというゲームをクリスマスプレゼントにしてください。そして、是非、自分のように誰かの人生を変えるそんな1日にしてもらえたら嬉しいです。そして、ポーカーが大好きな皆様と一緒にポーカー漬けの人生を歩んでいきましょう。

長くなりましたので、②コミュニケーションツールとしてのポーカーについては、また機会があればどこかでお話ししましょう。皆さんが思うポーカーの魅力についても、そのときお聞かせいただけると嬉しいです。

明日の担当は、あのポーカー分析ツール「Poker Gnosis」を作成したWagon_manさんです。戦略記事だと予想していますが、もしかしたら、期待を裏切って、マニアックなネタ記事かもしれないですね。

アドベントカレンダーも折り返しですが、明日も要チェックです!もちろん、これまでの記事も確認してみてくださいね!

「ポーカーアドベントカレンダー 2025の各日の記事の一覧はこちら」

著者|ARASH!

むさぽ取締役 @634pokerroom
GTOwizard公認パートナー 🤫
ポーカー学習コミュニティ シースタ創設者 @seekerstart 🌟ポーカー大好きマン 🃏
人生を一生懸命楽しみます。

関連記事